きっとその時まで 2

 家康は幸村と共に帰りが朝になってしまった合コンの女の子たちを自宅まで送り届けている。家主不在のまま香菜たちを部屋に上げることも出来ないし、さすがに六畳間にこの人数は入らない。
半兵衛と慶次と香菜の三人はマンションのエントランスホールに移動して事の本題に入る。


「桜田さん、こちら慶次くん。さっき話してた悪戯首班で主任の義理の甥」

「主任の…甥…」


すると主任という言葉に反応した慶次は苦笑いを顔に浮かべて「まつねぇちゃんの会社の人だったのか」と苦笑いをしていた。香菜もナンパ男がまさかあの女性のお手本のような、やまとなでしこの主任の親戚だったとはこれっぽちも想像していなかったのだ。こんな偶然が世の中に存在するのかとこの変な縁を逆に笑うことしか出来ない。
半兵衛は完結に慶次に説明をというよりもまつの代わりに説教をしているように見えた。桜田さんの迷惑を少しは考えたらどうなんだい?とか君は女性の尻ばかり追いかけて云々と、延々と続く小言に香菜も段々と慶次が可愛そうになってくる。いつの間にか香菜のナンパの話しから慶次自身の話になっていった。


「いい加減、家出はやめたらどう?もう少し落ち着いた方がいいよ慶次君」

「わかってるってー。俺だって帰る気はあるから、まつねぇちゃんには心配するなって言っててよ」


ね、香菜さん!と話しを香菜にふる慶次は半兵衛に説教を受けているにも拘らず、上機嫌に見える。眼鏡をくいっと持ち上げた半兵衛は慶次にこれ以上香菜には迷惑を掛けないということと、きちんと謝れと再度念を押していた。半兵衛は会社では滅多にイライラしていることなど無いのに、何故か慶次が家に帰らない話になると普段眉間に皺を寄せることも無いのにしかめっ面をしている。


「あの、竹中さん、もういいですよ。慶次くんが分かってくれればそれで」

「いやー、香菜さん話し分っかるー!本当ゴメンね」


と慶次は顔の前で掌を合わせて片目を瞑った。香菜の隣に座る半兵衛はあんまり甘やかすなと言わんばかりに香菜を見て、はぁとため息を吐いた。


 週が明け、会社に着いた香菜は朝一から夫婦九州旅行のミーティングだった。朝から、店に来店した夫婦に主任のまつと香菜で日程の最終確認をし、チケットや旅行に必要な一通りの手続きを行っていく。
先週まつからチェックを受け綺麗に製本した冊子も夫婦に渡して、明後日からの旅行を充分に満喫してもらいたいと思っていた。冊子を受け取った夫婦はありがとうと香菜に言う。香菜はお客様が出発する時やこうやってお礼を言われる時が一番嬉しい。
そして香菜も「いってらっしゃいませ」と笑顔で見送るのだ。
店の外まで夫婦を見送り、お辞儀をして戻った香菜にまつはとても申し訳無さそうな声で香菜を呼んだ。


「香菜殿!!本当に、本当に、うちの甥が申し訳ないことを」


と謝ってくる。まつは慶次の件を休みのうちに半兵衛から聞いたらしく、普段から手を焼いている甥の更なる粗相に相当参っているようだった。


「こんなことなら、私が行けばよかったです。慶次を直接叱れたものを」

「そんな、いいんです。もう終わったことですし。それに、知っている人で良かったです。全然知らない人なら逆に怖かったですから」


それからまつは午後から青森まで出張で、このお詫びはいずれきちんとさせて下さいと、急いで会社を出て行った。



それからというもの、朝、香菜が慶次に声を掛けられることは無くなった。香菜が帰宅する時間に常葉荘からはたまに賑やかな声が聞こえてくるが、慶次の姿を見ることは無かった。
半兵衛は慶次にいい加減家に帰ったらと言っていたが、そうすると慶次は今現在どこに住んでいるのか疑問に思った。三日に一度顔を合わせていたことを考えると、きっとこの間居合わせた友人の家を転々としているのかもしれない。香菜は何故彼が家に帰らないのか不思議でならなかった。


「主任もなんだか大変だなぁ」


今日は金曜で香菜は少し遠回りをして、百貨店に来ていた。中を冷やかし程度に見て回ったが欲しい物もあまりなく、特に買うものも無かった。季節品はセールの真っ最中で、女性用のトップスは誰にも見向きもされないでワゴンに積まれている。それを見てなんだか切なくなるばかりだった。百貨店を出て、食事をして帰ろうと飲食店や居酒屋が連なる繁華街へ向かう。花の金曜日は仕事帰りのサラリーマンや、夜の蝶と言われる煌びやかなキャバ嬢やガールズバーのスタッフが多い。それを横目に、てくてくと和食屋を目指して歩いていた。
チェーン居酒屋ばかりが入った雑居ビルに差し掛かった時、入り口に30人ほどの人が群がっていた。この辺りの路地は狭く、車一台分くらいの道幅だ。その団体は道を少し塞いでいて、通行人はその団体を弧を描くようによけて通る。香菜もその横を通り過ぎようとするといきなり手を引かれた。


「おわっ」


振り返るとここ一月程顔を合わせていなかった慶次がいたのだ。どうやらこの団体の一員らしい。


「香菜さん!久しぶり!いやー、びっくりした。いきなり目の前歩いてんだもん」


香菜はよくよく慶次を見る。慶次はいつもと同じように髪を後ろに一つ括りにしているのかと思いきや、髪をばっさり切っていたのだ。短髪も短髪でワックスで髪を立てて耳も見えている。香菜はびっくりして目を見開き、慶次を見つめて問いただそうとするが、団体からの視線が自分へ向けられているのを感じて、相変わらずにこにこと笑って香菜の手を取っている慶次の腕を振りほどいた。それを残念そうにしながら慶次は手をポケットに突っ込む。


「最近、朝会わないんだもん。俺結構家康ん家に行ってんのに」


通勤時間変わったの?と問いかける慶次に香菜ははっとしたのだ。ここのところ電車のダイヤ改正が行われて、香菜はいつもより15分早く家を出るはめになってしまっている。あの日を境に慶次は反省して朝姿を見せないものだとばかり思っていたが、実際のところ香菜の通勤時間が変わったと言うだけだったのだ。
目の前をタクシーがゆっくりと通り過ぎて、学生たちは歩道ギリギリまで寄っている。タクシーが通った後は熱のこもった排気ガスが吐き出されて香菜はその空気を吸い込みもんもんとしていた。学生たちはそろそろお開きのようで、二次会の点呼を取り始めているところだった。


「慶次ー!お前二次会どうすんのー?」


との声に慶次はそちらを振り返る。香菜はその隙にと軽く会釈をして、そのまま走って和食屋へ急いだ。後ろでは「あ、ちょっとお!香菜さん?!」と慶次が呼んでいるが、その向こうでは学生が「慶次ー、ねぇ、どうすんのー?」と呼ぶ声が聞こえる。香菜は振り返らずに藍染の暖簾が掛かる店を目指しひた走った。

雑賀と染め抜かれた藍色の暖簾は客を誘う様に夜風に吹かれて靡いていた。店の提灯も風が吹くたびに中の火が揺れる。
香菜は久しぶりにヒールで全力疾走したのもあって心臓がばくばくと鳴っていた。脳まで酸素が行き渡らないような気がして、頭の中は真っ白になりそうだった。肩で息をしながら、店の引き戸を開けると中からいらっしゃいと女将が声を掛ける。女将の孫市は更紗の着物を着てカウンターに立っていた。


「香菜、そんなに腹が減っていたのか?」

「う、うん。まぁ、そんなとこ」


いつものカウンター席についた香菜に孫市はすぐさまコップに水を入れて差し出した。一気に飲み干した香菜はやっと落ち着いた気がした。後に付け出しとお絞りを持ってきた孫市は、カウンター越しに漬物を切りながら何かあったのか?と香菜に聞いた。


「自分でも良くわからない」


そうか、とだけ言って孫市は切った漬物を小皿に移して香菜に差し出しす。


「新しく漬けていたものだ。今日はサービスだぞ。あと話したくなったら、話せばいい」


といつものようにビールを注ぎにサーバーへ向かった。並々と注がれるジョッキに集中して、泡を入れ終わった孫市は自分もグラスに少しだけビールを注いで、香菜と乾杯をする。


「そういえば、あれからナンパ男はどうなった?」


と問われ、香菜は全然話し変わってないよ。とカウンターに突っ伏した。





「まったく!あいつは自覚が足りんっ!!」


と声を張り上げているのは前田利家、まつの夫だ。テーブルの上にはまつの作った美味しそうな料理が食べきれないほど大皿で並んでいた。酢豚に、串盛り、チャーハン、じゃこサラダ、どれもこれも本日帰ってきた慶次の為に作られたものだったが、当の本人は飲み会があると言って、用件だけ済ませ、さっさと出て行ってしまったのだ。日本酒を飲みながら半兵衛に管を巻いている利家は恐ろしいペースで酒をあおり、一升瓶の日本酒はこの一時間足らずの間で既に半分以下になっていた。


「いきなり帰ってきたかと思ったら、急に役者になりたいなどと言いおって!」


一体慶次は何を考えてるのかさっぱり分からん。とまた空になった江戸切子を半兵衛にぐいと差し出す。まつは横目でそれを見ながら、半分になった一升瓶に水を足すようにとこっそり半兵衛に耳打ちをした。
慶次は急に役者になりたいと言ったと利家は言っているが、本当はずっと昔からねねと約束していたのを半兵衛は知っていた。秀吉と一緒になりたいねねの将来と、将来は役者になりたいと語っていた慶次を半兵衛は思い出す。しかしねねが死んでしまったことによって慶次はそれすら忘れ去ろうとしていたのだ。
慶次はいつもどこか秀吉に遠慮をしていた。それは秀吉も少なからずねねを想っていたからだ。三人でいることはいつものことだったが、ふとした時に慶次はねねと秀吉から自分を遠ざけていたように思う。ねねが死んでしまったあの日、慶次は秀吉に気持ちを知っていながら何故もっと早くねねに気持ちを伝えなかったのかと怒鳴っていた。ねねが死んでしまった事実を未だに受け入れることが出来ない慶次の、その時の秀吉への暴言は兎に角支離滅裂で、全て慶次自身への戒めに聞こえた。
夕方秀吉から半兵衛に来た電話は、慶次と和解したとたった一言だったけれども、半兵衛はそれで充分だと思ったのだ。やっと慶次も吹っ切れたのだ。


「まぁでも慶次君も帰ってくるって約束しましたし、よかったじゃないですか」


と半兵衛は席を立って一升瓶に水を入れに台所に立った。
台所ではまつが余った料理をタッパーに詰めている所で、半兵衛を見るなり「犬千代様が申し訳ありません」と苦笑いをしていた。本来なら慶次が一人で三人分くらい平らげてしまうので、まつはいつもその量を考えて料理をするのだ。それに加えて今日はいつもより張り切って作っていたのにも関わらず、慶次は食べずに出て行ってしまった。


「そろそろ、私も慶次に構うのを辞めなければなりませんね。もうカエルをばら撒くような歳じゃないんですもの。でも、余計な心配事ばかり持って帰ってくるからいつまでも構ってしまうんです。香菜さんのことだって、ちゃんと反省しているのかしら。それに役者になるなんて蛇の道の方が多いと言うのに…」


一升瓶に水を足して半兵衛はきゅっと蛇口を閉めた。


「案外そうでもないかもしれませんよ」





香菜は酔っ払いながら駅からの帰り道をゆっくりと歩いていた。街灯に照らされた駄菓子屋のシャッターの前を通ってT字路に差し掛かる。自宅マンションと常葉荘が段々と近づいてくる。朽ちた手すりを眺めて香菜はため息をついた。この一月の間、慶次に声を掛けられなかったのは喜ばしいことだったのだ。朝の通勤にワンクッション無いだけで、駅までの道もまた軽やかだった。それなのに、悶々としている自分もいる。そんなわけが無いと香菜は自分に言い聞かせていたが、実は現れない慶次を確認する朝がいつの間にか慶次が現れるのを確認してしまっていることに気付いてしまった。
おどけたおはようは意外と香菜にとって日常になっていたのだ。
しかし、もう考えても遅いのだ。慶次は繁華街でばったり会った時は常葉荘に居ると言っていたが、香菜の通勤時間が変わったからといってそれに合わせてくるとは限らない。通勤時間など初めから伝えていないのだし、それこそ思い上がりもいいところだ。慶次はただ香菜をからかいたいだけなのかもしれないと思うとどことなく締め付けられる感覚が押寄せる。あぁ、これは末期だと香菜はこれ以上考えないことにした。

それからも香菜の日常は平穏なものだった。
九州旅行から帰ってきた夫婦はとても良い旅だったと、わざわざ店まで香菜にお土産を持ってきてくれた。気合を入れて計画したスケジュールも非常に満足して貰えたようで、次の旅行計画の依頼も請け負ったのだ。
香菜は夫婦から貰った土産の包みを開けてみると、それは赤く小さなお守りで、銀の糸で花の刺繍が施されてあった。


「恋に効くお守りなんですって。桜田さんにもいい人いらっしゃるんでしょう?」


と婦人は笑って気持ちを大切にしてくださいね。と言う。それから次の旅行先は東北か、四国がいいという夫婦の希望を受け、香菜は準備しておきますと返答し、二人を見送った。
その週末、香菜は久々に早く目が覚めた。それもこれも夕べは一人部屋で飲んでいて、そのままソファで寝てしまい、背中の痛みに耐えられなかったからだ。寝ぼけた頭のまま起き上がって時計を見ると時刻は朝の6時だった。夕べは風呂にも入っていない。カレンダーを見ると今日はゴミの日でもあった。ゴミ置き場には朝の8時までに出さねばならないが、部屋の掃除をしてからでも充分に間に合うだろうと、とりあえず風呂へ直行する。
シャワーを浴びながら慶次はどうしているのだろうかとふと考えた。繁華街で会った時に呼び止められたにも拘らず逃げるようにしてその場を去った自分を少し疎ましく思った。こうして自分が慶次のことを考えていても、あの慶次の事だ。きっともっと可愛らしい大学生を捕まえているに違いない。それに自分は今の今まで慶次のことを煙たがっていたではないかと、香菜はこの気持ちを全て排水溝に流れる水と一緒に流してしまいたいと思った。
風呂から上がり、窓をあけ洗濯物を干し、掃除機を掛け、ゴミをまとめた。室内の空気も入れ替わり、綺麗になった部屋にやっとすっきりとした気分になった。
香菜はゴミ袋を持って一階へ降りた。外に出て常葉荘の二階を一瞥するが、当然のことながら慶次がいる訳もなく、そのままゴミ置き場へと足を向けた。
今日は少しばかり外の気温は涼しい。しかしこれでも昼間になるとまた汗をかくくらいの気温になるのかと考えると、早起きをして正解だと思った。


「おはよう香菜さん!あぁ、会えて良かった!」


突然掛かったその声に香菜は心臓が高鳴るのが分かった。


「お、おはようございます」


いつもなら常葉荘の二階から声が掛かるのに今日は真後ろからやってきた慶次に違和感があった。それは慶次が髪を切っただけという理由だけではないように思われる。


「あの、どうして髪、切っちゃったんですか?」

「あぁ、これ?けじめみたいなもんだよ。まぁ、それに少し関係あるんだけど」

と慶次は間をおいて香菜にきちんと向き直り、いつもの笑みは消えて真剣なまなざしを香菜に向けた。

「俺さ役者になろうと思って。大学ちょっとだけ休学するんだ。家康んとこにも当分来られない」

「え?」


慶次が朝現れないことよりもそれは顕著な感情で困惑した。胃にずっしりと重いものがのしかかった様だった。香菜はその時婦人の言葉をふと思い出したのだ。気持ちを大切にしてくださいねと言うのは思い、願うばかりではダメだと思った。今言わなければきっと後悔する。慶次は少し困った様に笑っていて、「だから、それまで」と言葉を節節に区切ってゆっくりと言葉を紡いでゆく。


「「待って」」てくれないかな」

「待ってますから。私待ってます。行かないでって言ってくれたじゃないですか。だから待ってます」


香菜は意を決して慶次の目を真っ直ぐに見つめて言った。朝声が掛からないだけでもこんな気持ちになっているのだ。本当は行かないでと言いたい。しかし自分はいつも旅立つお客様には笑顔で見送りをしているのだし、きっと大丈夫だと思った。しかし顔は今にも火が出そうなほどに熱い。
突然の言葉に慶次はしばしきょとんとしたままだった。やっと香菜の言葉を理解するや否や香菜の手を取って何もいわないまま慶次は自分の胸に引き寄せ、香菜の背に腕を回した。


「帰って来るよ。ちゃんと帰ってくる」


慶次の胸にすっぽりと収まった香菜は自分の鼓動の音なのか慶次の心音なのか区別がつかないでいた。今まであの錆びた手すりから隔たった香菜と慶次の距離はいつの間にかこんなに近くなってしまっていたのだ。
耳元には慶次の顔が近くある。吐息が耳に触れるたびに少しくすぐったい。


「香菜さん、好きだよ」


吐息と混じったその言葉に香菜はこくりと頷いて慶次の肩口に額をぴたりとつけた。今朝は涼しかったはずなのに陽が昇ったせいか気温も少し上がったような気がした。
慶次はゆっくり背に回した腕を解いて香菜の頬に手を添えた。親指の腹で香菜のまぶたをゆっくりとなぞる。


「何で泣いてるの?」

「泣いてなんか…」

「香菜さんは泣き虫だなぁ」


これじゃどっちが年上か分からないやと笑って、慶次の顔はだんだんと香菜に近づいてくる。これからはおどけたおはようもからかいの台詞もきっとこの距離から発せられるのだろう。視界は少しだけ暗くなって香菜はゆっくりと目を閉じた。





「Ah~。あいつまた朝から盛ってんぞ」

常葉荘二階の手すりに頬杖をついた政宗の隣には元親、佐助、幸村、家康がその光景をひっそりと眺めていた。大きな欠伸をした元親は部屋に戻ろうとした家康に声をかける。

「家康ー。常葉荘に住んでるお前より先に慶次が彼女できてるぞ」

家康は悔しそうに幸村に矛先を向けた。

「真田!わしの代わりにお前がここに住め!そしてわしはここに遊びに来る!」

「某とて、家康殿の部屋には住むのではなく、遊びに来たいのです!」

「あら~旦那も実は彼女欲しいんじゃん」

「そういう佐助は早くかすが殿と仲直りするべきだ!」


もめる三人を横目に元親と政宗は何やらチラシを取り出して、二人で眺めている。それはこの常葉荘を始めとする昭和30年代~40年代に立てられた3棟のアパートに関する部屋別恋愛成就率が記載された間取りだった。

「全く、こんなもん誰が信じるんだよ一体」

「まぁな、にしても家康の部屋が一番割合多くねぇか?」

「あ、本当だ」